5にん 22

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マリside

痛いの！！痛すぎるの！！それに終わったと思ったのに抱っこしてくれずにクローゼット押し込まれたしっ！暗いし怖いしお尻は痛いし、涙は出るし…

ガラッ
「ひぐっ…ひっく！ま…りっ」
「うえぇぇぇん！そちゃー！！」
「ひっ…うぇっ、うっ…ひやっす？」
「うわあぁぁぁん！」

クローゼットの扉開いたと思ったら、健人くんじゃなくて泣きじゃくってる聡ちゃんがいて、慌てて飛びついた。だって怖かった！それで、そうちゃんが泣きながら抱きしめてくれて、ほっとした…けど健人くん怒ってるっ

「けっと！くはー！」
「ひっしょーりっひっく！の、お迎えっ」
「うえぇぇぇん！！」
「クリームっ、ぐすんっ塗るよっ？」

聡ちゃんがいつも健人くんがやってくれるみたいにクリーム塗ってくれて、でも健人くんに抱っこして欲しくてまた泣いちゃった…
「ひっく！うわあぁぁぁん！健人っくんはー！」
「帰ってっ…くるっ、からっ！ひっく」

「ただいまー」
健人くんの声だ？！慌ててそーちゃん突き飛ばして玄関行ったらいて、そのまま抱っこしてくれた。
「反省した？」
「したぁぁぁ！抱っこぉ！」
「ひぐ…ひぐっ」
「あ、聡も。おいで？」
「ひっ…うぇっ」

聡ちゃんと2人、抱っこされてたら勝利が冷やしタオル当ててくれたり、顔拭いてくれたり、飲み物くれたり。ホッとした…

「2人とももう寝るよ〜明日もお仕置きあるからね〜風磨早く退院すると良いね〜」
優しく抱っこしてくれてるのにそんなこと言われて、また泣いちゃう。聡ちゃんもだよ？泣いてるの僕だけじゃないからねっ

寝かしつけてもらったら疲れてすぐ寝ちゃって、次の朝、朝ごはん食べるの大変だった…
「ねぇ痛くて座れない…」
「ダメ。君たちは完全に許された訳じゃないんだから、そうやって痛い思いするのもお仕置きのうち」

そんなこと言われたらまた泣いちゃう〜！
「ふぇっ…」
「泣かないの。ほら。風磨退院するかもよ〜？」
勝利が横から言うから期待したのに、今日はしなかった…

風磨くんの病室でお尻見せてって言われて見せたらまぁまぁだなって…。撫でてくれたけどっ

「2人とも今日はそれぞれの板使うから、俺の部屋から取っといで」
「んー！ごめんなさい〜！」
「だーめ。ほら。早くしなさい」
「ひっく…やだぁ…！」
「マリ、行こ」

僕は絶対嫌なのにね？聡ちゃんがぁ！聡ちゃんに連れてかれて、持たされた…嫌だもん、こんなので叩かれたくないもん。

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